ある企業様において『上手な福利厚生の使い方』というテーマで、2時間弱のセミナーを開催しました。
まずは【法定の福利厚生】について。
- 労働保険や社会保険の全体像
- それぞれの公的保険の目的や役割
- いわゆる130万円の壁や、扶養制度
などを解説しました。タイムリーな話題だったこともあり、皆さん熱心に聞いていただきました。

次に【法定外の福利厚生】について。
こちらは法律で義務付けられたものではないが故に、その会社の価値観が表れやすい制度とも言えます。
このたびこの企業様では、
- 資格取得支援制度
- 退職金制度
- 記念日休暇制度
を導入されることになったので、
「各制度に込められた会社の願い」や「導入経緯」もあわせて、経営者様と一緒にご説明しました。
ところで、こちらの会社の経営コンセプトに『社員を幸福にする』という軸があります。
もちろん嘘ではないのですが、経営陣は《具体的に何をすれば社員に幸せをもたらす事ができるのか》が分からず、
「コンセプトが宙ぶらりんとなっている…」と感じていたそうです。
今回のセミナー準備のために、経営者様と打合せを行なう過程で、
色々な角度から“コンセプトが具現化されてつながった”という手応えを感じていただいたようで、
「宙ぶらりんではなく、地に足のついたコンセプトだと自信をもてるようになった」と、話してくださいました。
今後この福利厚生制度が、活きた制度として従業員の皆さん・企業双方にメリットを及ぼし、
ひいては、この企業のお客様にまで良い影響がもたらされるような、そんな制度になってほしいと私たちも願っています。